お客様にお喜びいただけることを目指して
受け継がれてきた伝統技術を駆使
世界に一つだけの彫刻をお届けするためには、何よりも技術を欠かすことができません。どんなに素晴らしい具体的なイメージやデザインができあがったとしても、彫刻の仕上がりが理想とする形と異なることは、お客様のご希望に添えないだけでなく、商品として成立しません。理想とするイメージやデザインに、より近づけることができる技術を持った彫刻師が、代々受け継いできた日本の伝統技術を基に、一つひとつ丁寧にお作りします。京仏具の技法と唐木仏壇彫刻の技術を駆使して、温かみのある見た目や一つとして同じ表情を持たない木目を活かし、かつ堅いところと柔らかいところを見極めながら彫り進めてお仕上げします。
木と対話を重ねながら製作
優れたデザインの木製品をお客様にお届けするために、芸術性の高さと、木材そのものの個性を重視しています。同じ種類の木でも、目の粗さや木目の入り具合が異なり、同じものは一つもありません。また、寺社彫刻から生活雑貨に至るまで、デザインやスタイルは様々であり、木材の個性を見極めながら彫り進めることが必要です。そのためにも、作業工程において、木材と対話を重ねながら、個性を活かしつつ、洗練されたデザインに仕上げていきます。後世の職人に見られても恥ずかしくない仕事をすることが、彫刻師の気構えです。ご購入されたお客様に、またはプレゼントされた方にお喜びいただけるような一品を、引き続きお届けいたします。
お客様がお持ちの理想も叶えます
オーダーメイドの木彫り彫刻のご依頼も承っています。お客様の理想の形を具体的に仕上げていくために、初回カウンセリング時に様々なことをご質問いたします。五月人形や兜、鯉のぼり、ひな人形など、お祝い事における飾りやお礼などの贈り物には、お客様やご家族の思いが込められているからです。例えば、端午の節句には男児の健康や明るい未来を願う意味が込められており、お子さまの幸せを願うお客様にとって、大切なお買い物にちがいございません。そのような思いを彫刻に形づけることで、相手に思いが伝わるものと考えています。そのためにもお客様の理想の彫刻や形について、忌憚のないご意見をお聞かせください。